2010年02月19日

首相、労組との関係「応援は感謝するが…」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は18日夕、民主党の小林千代美衆院議員に不正な資金提供をした疑いがある北海道教職員組合をはじめとした労働組合との関係について、「北教組とか日教組、あるいは労働組合と候補者のかかわりは、応援してただくことはありがたいことで感謝をすべきだが、だから政策に反映させなけねばならないということではない。資金提供は法の範囲を超えることは許されない」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【名護市長との会談】

 −−今日、首相との会談で、稲嶺進名護市長が、キャンプ・シュワブ沿岸部に加えて、陸上部への移設にも反対を表明した。首相は昨日、「かつてうまくいかなった案でも、検討する価値はある」と述べたが、稲嶺市長の意向をどう受け止めるか

 「うん。私は、稲嶺市長が名護の市長として選ばれたということは、民意の一つの表れだと受け止める必要がありますね、ということは申し上げました。したがって、稲嶺市長のお話は承りました。ただ、言うまでもありませんが、検討委員会で検討している最中であり、それはすべての選択肢を視野にいれながら検討しているところであります」

 「私は今、平野(博文官房)長官に、そのなかで検討をいただいているところでありますから、私個人からどこがいいとか、どこがダメだとか。そういう話は一切、これからはするつもりもありませんし、したがって、皆様方からお聞きいただいても恐縮でありますが、このようなことを申し上げるのみであることを、ご了解願いたい」

 【政調復活論】

 −−昨日、民主党の政策調査会の復活を求めて、生方幸夫衆院議員などが申し入れに来た。小沢一郎幹事長、また平野長官も現時点での政調復活に否定的だが、首相自身の考えはどうか。また、与党議員の意見が政策に反映されていないという不満が出ていることについてどう考えるか 

 「はい。これはもう、政権を誕生させるときからの、いわゆる政策は政府に一元化をするということは、決めましたから。これは、私はその原則というものは、守られるべきだと思っています。幹事長も同じ考えだと理解しています。したがって、ある形で、いわゆる党の皆さんの意見を聴くという場は、これは、あってしかるべきだと思いますが、今、お話があったような、政調みたいな話が復活するということではなくて、何らか、政府に対して、党の皆さんの意見が、聴かれてそれを反映できるような形というものを、今までもそういうものは存在していると思いますけども、もっとある意味で、柔軟に、そういった意見を聞く場というものを作ることは、私はいいことだとは思います」

 「しかし、くどいようですけれども、政調の復活みたいな話は、これは政府に一元化をするという考え方と必ずしも合わないところがありますから、それは幹事長も同じ考えだと思いますが、政調の復活という考え方は取らないと。そのように思っています」

 【小沢氏への進言】

 −−首相は昨日、小沢幹事長が国会で説明することを、必要があれば進言すると言ったが、必要なときとは具体的にどういった状態か。また、いつどこで、どんな進言をするつもりか

 「うん。先ほど、電話で進言をいたしました。うん。電話を致しました。そこで、あの、私の方から、『党首討論でこういう話をいたしました』ということで申したところです」

 「結論だけ申し上げれば、これはやはり『私は私の問題がありますね。幹事長も幹事長の資金管理の問題がありますね。お互いに、国民の皆さんに向かって必要ならば、もっと説明をする努力をしましょう』と。それがどういう場になるということは、別に細かいことを、そこで申し上げたわけではありませんが、国民の皆さんから見て、まだ十分でないねと。そのように、言われているとすればね、やはり、事実を知っていただくことは大事でありますから、説明をお互いに尽くしていきましょうということに致しました」 

 −−首相はどういった場で説明するのが適切と考えるか

 「それはいろんな場があると思います。私は私なりにさまざま、もう、いろいろと国会の場でも、かなり、時間をとってお話を申し上げております。ま、小沢幹事長がどういう場をセットされるかというのは、基本的には、小沢幹事長がお決めになる話だと思いますが、国民の皆さんに対して、もっと説明をすることにしましょうということであります」

 −−小沢幹事長は首相の進言に対してどのように答えたのか

 「今申し上げたとおりです」

 【北教組】

 −−北教組について、1600万円ほど、小林千代美衆院議員の陣営にいったという報道もある。民主党は全国的に教職員組合の支援を受けていると思うが、今後の民主党と日教組との選挙協力に影響があるとお考えか。教師という地方公務員が、こういう形で選挙に強くコミットしていることをどう考えているか

 「私は今、まさに、この個別の問題に関しては、捜査が進められているわけでありますから、必ずしもコメントする立場ではないと思います。ただ、一般論のなかで、北教組とか日教組、あるいは労働組合と、すなわち支援団体と政治家あるいは候補者とのかかわりというものは、応援して、いただくことはそれはありがたいことで、感謝をすべきことでありますが、そのことが一つは、だから政策に反映させなけねばならないとか、いうことではなくて、それは公平公正であるべきだと思います」 

 「また、資金の提供のことに関しても、当然のことながら、これは、法の範囲のなかで行うべきであって、それを超えることがあることは許されないということは言うまでもありません」

 【普天間移設】

 −−稲嶺さんとの関係だが、名護をはじめ沖縄の地元の人たちは北部振興策の期限がきれることを懸念していると思う。総理としては、振興策をどう進めようと考えるか。また、基地と振興策はよくアメとムチとたとえられるが、両者の関係はどういう風にあるべきと考えるか

 「私はアメをやるから、言うことをききなさいというやり方は、旧来あったかもしれませんが、あるべき姿ではないと思います。ヤンバルの地域が、特に沖縄でも中部から北部にかけては、いわゆる開発というか、必ずしもインフラの整備が進んでいない地域でありますから、そういう地域にお住まいの方に対しては、当然のことながら、この日本全体を眺めていく中で、やはりもっと、この政府として、インフラを含めて、整備を行わなきゃならない地域だと。そういう認識のもとで、やるべきだと思います。で、そのことと、だから基地を引き受けなさいとかですね、そういう発想に立つべきではない。私は基本的にそう思います」 

 −−北部に限らずということか

 「うん。北部に限りませんが、特に開発あるいは発展が遅れている地域、ま、これは沖縄に限らずという意味でもありますけれども、全国のなかで、そういう地域がまだありますから。そういう地域に対しては、やはり、政府が当然、何らか、支援をすることはある意味で、命を守る予算という意味でも、当然ではないかと思います」

 【小沢氏への進言】

 −−確認だが、小沢幹事長は、記者会見ではなく、国会のなかで、説明すべきとおっしゃったのか

 「私は少なくとも、党首討論で谷垣総裁からの質問でこういう言い方をしましたと。したがって、どこでという結論ではありません。国民の皆さん方に対して、もっと、説明が尽くされていないということであれば、お互いに尽くすように努力をしようじゃありませんかということで、電話の会談だったということでありまして、必ずしも、どこでということを結論として決めたというわけではありません」 

 【共産との協議】

 −−昨日、大企業の内部留保の課税について「政府として前向きとか後ろ向きとかの話でなくて検討してみましょう」と話していたが、今後の税制改正に向けて本格的の課税を検討していくということか

 「課税のやり方というのも一つあるね、ということは、松野(頼久官房)副長官も話しておりましたから、そういうやり方なども、決めたわけではありませんよ、検討課題ですね、という話にはなっています」

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posted by ネヅ ヨシ at 04:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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