バルバラさんは、フィンランドを旅行中、夫の自営業、忠士さん(55)と知り合い、24歳で来日して結婚。以来、忠士さんの実家のある大淀町で暮らしている。当初は言葉はもちろん、日本の文化についてはまったく知らなかったが、「今ではすっかり奈良の人です」と流暢(りゅうちょう)な日本語で話す。
奈良に住むとすぐに古い寺社の美しさと歴史のとりこになった。「スイスに多い石造りの教会の雰囲気が好き。日本も地震が多いのに古い寺が残っているのを見ると昔の人の技術に驚かされる。スイスでも日本でも、古い建物や歴史を大切にするという気持ちは共通していると感じます」。
昨年12月、平城京の様子を映像で紹介する歴史館の運営スタッフが募集されているのを知り、すぐに応募。当時の都や歴史館の隣に復原展示されている遣唐使船について学んできた。開幕前の内覧会では、竹でできた遣唐使船の帆に驚く人が多かったという。
「楽しみながら歴史を学べる場所。日本の文化がどんなに素晴らしいものか知ってもらいたいですね」
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